川島小鳥の『未来ちゃん』は、佐渡島に暮らすひとりの女の子を、島の四季とともに一年にわたって追った写真集です。2011年に刊行され、13万部のヒットになりました。2024年にはナナロク社から新装版が出ています。写真6点を新たに加え、印刷と造本をより美しく作り直した一冊です。

13年を経て本になった夏
『未来ちゃん』を制作していたころ、川島小鳥はヨーロッパ各地で夏の風景も撮っていました。13年後、この「失われた夏の旅」が一冊の写真集になります。2024年にナナロク社から刊行された『vocalise』です。
ヴォカリーズとは、歌詞をもたず、母音だけで歌われる歌のこと。本書には、言葉になる前の、未来ちゃんが見ているみずみずしい世界がおさめられています。

2冊を並べて読む
一冊は、日本の島での一年。もう一冊は、その島から遠く離れた、ひと夏。どちらも装丁は祖父江慎+小野朋香(cozfish)で、A5判・上製です。
- 未来ちゃん(新装版) — 208ページ
- vocalise — 128ページ
川島小鳥について
早稲田大学でフランス文学を専攻し、卒業。写真集に『BABY BABY』『未来ちゃん』『明星』『vocalise』など。第42回講談社出版文化賞写真賞、第40回木村伊兵衛写真賞を受賞しています。