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Becoming・Taiwanese
曹良賓出版社:赤々舎
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- 判型
- 260 × 173 mm
- ページ数
- 168ページ
- 製本
- 並製
- 発行年
- 2025
- ISBN
- 978-4-86541-214-7
『Becoming・Taiwanese』は、台湾の写真家・曹良賓が台湾各地の忠烈祠を撮った写真集。忠烈祠は国の慰霊施設で、その多くはかつての日本の神社の跡地に建てられた。2025年、赤々舎刊。ふたつの写真シリーズに、絵葉書やヴァナキュラー写真、資料を組み合わせている。
この本が生まれた背景
台湾は、日本の植民地統治、戦争、戒厳令、そして民主化と、何度も統治者が入れ替わってきた。そのたびに人々は、自分たちは何者なのかを問い直さなければならなかった。本書の10年前、アメリカに留学していた曹は、異国でひとり根を持たずにただよう台湾人を描いた『中途』を制作している。帰国後、曹は台湾各地の忠烈祠を、遺影のような厳粛さで撮りはじめた。やがて、自らも写真のなかに立つようになる。
収録内容
- Imaginarium(2015年〜):台湾各地の忠烈祠20か所。かつて日本の神社だった場所も含まれる。死者と生者、聖と俗、国家と個人が出会う場所
- As Ritual(2020年〜):写真家が深く頭を下げ、頭が画面から消えてしまうほどのお辞儀。多くの人が気づかないまま身につけている所作
- 日本統治時代と国民党時代の絵葉書、ヴァナキュラー写真、資料
- 押しつけられた信仰と、求められてきた忠誠の層をひらいていく折り込みページ
曹良賓について
新竹出身、台北を拠点に活動。2015年に初の写真集『中途』を刊行。2016年に台湾の写真を集めて共有するLightbox写真図書室を、2025年にTIPF台湾国際写真祭を立ち上げた。本書は2冊目の写真集。